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基礎学力テストの重要性と当塾の指導について(主宰者 松尾宗弘)

基礎学力テストは、徳島において
県立高校進学の際、成績が最も
重視されると言えるテストです。

 入学試験と申します。徳島県立高校の場合、毎年三月十日ごろ行われています。ただし、この試験の正式な名称は、「学力検査」です。そして、県立高校進学の際、学力検査を受ける前に、大事なものがあります。
 その筆頭が、中学三年生の基礎学力テストである、と言って過言ではないでしょう。

 定期試験(中間・期末試験)などは、中学校ごとに作成されます。したがって学校ごとに異なる問題になります。これに対して基礎学力テストは、県下一斉に同一の問題で行われます。だから公平性が高いのです。それを例年、三回(十月・十一月・一月に)実施しています。
 事前に三度の、公平な試験、基礎学力テスト。この成績が、本人が進みたいと思う高校に見合わない場合、中学校側は首を縦に振りません。首を横に振られたら受けてはいけない、という決まりは無いのですが、確かに危ないでしょう。
 公平な三回の試験で学力をしっかり測り、最後の一回(三月の学力検査)に臨ませているのです。こうすれば、不合格者数を最小限に抑えられます。
 徳島県立高校の入試は、だから、四回に分けて行われる、と思っておくと良いのです。三回の基礎学力テストと、学力検査とに分けて。

 では、基礎学力テストというのは、内容的にはどのようなものなのでしょう。
 まず、教科数は五。国語、数学、社会、理科、英語です。三回とも、五教科が課せられます。
 試験範囲につきましては、例年、十月のテストでは、一年生と二年生の内容すべてと、三年生の内容の一部(概ね夏までに教わる事柄)となっています。その後、次第に三年生の内容が増して行きますが、いずれにしても、大変に広い範囲から出題されるわけです。
 ところで、一年生や二年生も、基礎学力テストを受けます。例年、二月中旬です。これは高校進学に直結するものではありませんが、やはり、広い範囲から出題される五教科の試験である事には違いありません。
 言い換えれば、基礎学力テストには、何が出題されるか分からない、のです。何が出題されてもおかしくない、のです。

 このような試験には、付け焼き刃は通用しません。実力が反映される試験です。試験に向けて少しくらい復習したところで、ほとんど得点には表れません。逆に、実力がある人ならば、試験に向けて特段なにもしなくても、そう惨めな結果にはなりません。
 実力が反映される試験――高校進学に大きく関わるのであれば、こうであって然るべきですが、すると、基礎学力テスト対策とは、本当に実力をつけるという事に他なりません。
 ややもすると、その場しのぎの繰り返しになってしまう、定期試験対策。出題範囲が限られているから、ある程度は付け焼き刃でも誤魔化せる、定期試験。これと同じ調子で取り組んでいては、基礎学力テストでは手も足も出ないのです。

 アロングの指導は、その基礎学力テストに強いと、自信を持っております。
 それは、「指導方針・理念」にも書いた通り、その場しのぎを嫌い、基本を大切にし、以って実力を定着させるよう、常に心掛けているからです。現に、今まで指導して来た生徒たちは、基礎学力テストで着実に成績を上げて行きました。

 ある子の、一年間での得点の伸びと、その子の学校の、一年間での平均点の伸びを比べてみます。
 すると、私が指導した子の八割で、前者の値ほうが大きいのです。その値が百に近い子も居ます。
 平均点を開示しない中学校なら、順位(校内の)の変化を見てみましょう。ある子の、二年生の時の順位と、三年生一月の順位を比べてみると、後者の方が良い。やはり八割の子が、こうなのです。

 ただし、くれぐれも基礎学力テストに出るような問題を中心に教える、などという事をしているわけではありません。それではキリがない、というものです。
 そうではなく、基本を馬鹿にせずに取り組む事で、実力がついた結果なのです。だから、その頃には定期試験の成績も、やはり上向いているのです。

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