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癌(ガン)が予防できるか?

松尾宗弘(療術師)

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 日本人の半数が癌にかかる、と言われます。治療技術が発達して来て、癌は不治の病ではなくなった、とも言われます。しかし、そもそも癌には、かかりたくないですよね。
 癌とは、どんな病気なのでしょう? 癌細胞の性質は?

 それは、代謝の異常があり、免疫の機能が落ちている事を示す病気です。異常増殖をして行く細胞であり、嫌気性解糖系(後で説明します)であり、低体温を好みます。

 であれば、結論から言えば、療術師(整体師)の技術は、理論的には癌予防の一助になり得ると言えるでしょう。
   
 興味を持たれましたなら、以下、長い文章ですが、お読みください。

 整体というと、骨格調整だと思われがちです。しかし私のように、主に筋肉に対して施術する整体師も居ます。筋肉の状態が改善すると、循環(血液・リンパ)も良くなります(解説)。(骨格調整によって循環が良くなる場合もあります。)

 循環が良くなると、組織に酸素を十分に供給できるようになり、冷えも改善されます。すると、癌細胞は嫌気性(酸素を嫌う)で低体温を好むものですから、増殖しにくくなるのです。

 整体施術が癌予防の一助になり得ると考えられる理由は、簡単に書いてしまえば、これだけです。しかし、せっかくですから癌について私に出来る限りの解説をしてみます。

 たとえば胃癌ですと、胃の病気だと考えます。しかし、これは間違いです。いや、胃に何かしら異常がある(あった)のでしょうが、実は全身の問題です。それが証拠に、病巣を摘出しても、どこに転移するか分かったものではありません。

 ほかの病気は、転移しませんよね。あるとき尿路結石が出来たからと言って、胆石も出来やすいという事は、ありません。

 ところが癌は、最初に胃で見つかったとしても、ほかに肝臓にあるかも知れないし、肺にあるかも知れないのです。それもそのはず。癌細胞は誰の体でも、毎日たくさん発生するからです。
 一説には、毎分数個の癌細胞が発生するのだ、とか。それを健康体では、免疫系が始末します。癌細胞は増殖しません。

 しかし免疫の働きが悪い時に、もし胃に何か異常が(血行不良など)あれば、胃で癌細胞が増殖しやすい訳です。免疫系の働きは全身的な問題ですから、どこであれ癌細胞が見つかったら、ほかでも増殖している可能性があります。
 こう考えると、転移というのは適切な表現でないのかも知れません。別々に発生した癌細胞が、時間を置いて、それぞれに増殖したのかも知れないのです。

 だから、もし癌を患ってしまったら、病巣を切除しても安心できません。そもそも癌細胞の増殖を許してしまったのは、免疫系が正常に働いていなかったからだ、と思うべきだからです。再発・転移を防ぐには、免疫の働きを高めなければなりません。

 では、免疫の働きを高めるには、どうしたら良いのでしょう?
 体温を上げる事です。風邪をひくと熱が出るのは、体を免疫系が働きやすい環境に変えるためです。
 もっとも、そこまで熱くしなくても良いですよ。36.5℃ を保てると、ほぼ心配いりません。そもそも癌細胞は、これだけの高温は苦手ですし。

 では、体温を上げる方法は?
 まず、食べ物を工夫したり、生活習慣を見直したりする必要があるでしょう。そして整体施術も、その一助になります。さっきも書きましたが、施術で筋肉の状態を良くする事で循環が改善し、冷えも改善されるのです。
 循環が良くなれば、組織に酸素を十分に供給できるようになる事も、癌細胞は酸素を嫌う事も、さっき書きました。

 さて、癌細胞は嫌気性解糖系。解糖系というのは、ここでは、ブドウ糖だけをエネルギー源とする、という意味です。
 健康な細胞は、脂質もエネルギー源に出来ますが、癌細胞には出来ません。こういった意味でも、癌予防のためには、食べ物の工夫が必要だ、と言えます。施術も一助になり得ますが、施術だけで癌を予防できる訳ではありません。

 細胞が脂質をエネルギー源として利用する際には、ミトコンドリアの働きが必要です。そしてミトコンドリアが働くためには、酸素が必要です(好気性)。またミトコンドリアは、温度が低いと十分に働きません。
 ところで、細胞は分裂して増殖します。ただし、秩序を以って分裂します。ミトコンドリアは、実は、細胞の分裂をコントロールする働きも担っています。
 癌細胞においては、このミトコンドリアが働かなくなっています。だから嫌気性解糖系であり、低体温を好み、異常増殖するのです。

 ミトコンドリアは細胞内に存在していますが、全身に均一に分布している訳ではありません。多いのは、たとえば心筋で、一つの細胞に何千個ものミトコンドリアが存在しています。すると、分裂もしませんが、癌も発生しません。だから「心臓癌」なんて、聞いた事がないですよね。

 さて、初めに「代謝の異常」と書きましたが、その意味をそろそろ書きましょう。癌細胞では、ミトコンドリアによる好気性の代謝が、失われているのです。
 ミトコンドリアが脂質からエネルギーを生み出す事は、さっき書きましたが、脂質のみならず、糖質もエネルギー源にします。ただ、ミトコンドリアが糖質を利用すると、たいへん効率が良いのです。解糖系の十何倍もの効率です。

 癌細胞では、このミトコンドリアが働いていません(解糖系の代謝のみです)。だから正常な細胞の、何倍ものブドウ糖を取り込みます。この性質を利用して、PET検査が出来るのです。
 PET検査とは、癌細胞が存在する位置を特定するための検査です。ブドウ糖に蛍光物質を乗せ、点滴します。数時間たつと、体の中に光る部分が見えるようになります(もちろん画像診断で、です)。そこが、癌細胞が増殖している箇所です。

 こうした癌細胞の性質を知ると、癌の予防方法が見えて来ます。
 全身の循環を良好に保ち、高い体温を保ち、免疫系の働きを正常に保ち、食べ物を工夫する。これが出来れば、健康な人は、ずっと癌に罹る事なく過ごせるでしょう。
 私にとっては、うちに通ってくださる方々の中から、癌患者は出したくないものです。


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